このコーナーでは、『未来人』で使われている用語を説明したいと思います。(順不同)
- 精神分裂型・・・タイトルにもなっているこの言葉ですが、精神分裂病(統合失調症?)とは関係ありません。誤解を招くような表現を使ってしまってすみません。大変個性的なキャラも多い世界ですが、精神病患者の話ではありません。実際は妖精が人間を守護する時に、精神を分裂させ、人間にとりついているだけです。
- 哀しんでいる時のあなたが大好き・・・サブタイトルで、りんどうの花言葉でもある。
- 未来人(みらいじん)・・・この世界のいたることろを歩き回っている、正体不明の放浪者のこと。
- 惑星D・・・『未来人』の舞台となっている星のこと。Dは「ドミモレエ」の略。
- 古代人・・・はるか昔に惑星Dに住んでいた人々のこと。皆100歳で死ぬ。多少の肌の色の違いはあるものの、どの民族も高度な文明を持っていた。人口増加に悩まされていた彼らは、宇宙に移住する道を選ぶ。D星に残った人々もいたが、彼らの文明は突如滅びる。
- 妖精・・・古代人の次に惑星Dに生息した人類。生殖能力は弱いが、彼らには死がおとずれなかったので、まもなく惑星Dを埋め尽くしてしまう。一時期大半の妖精は、モンスターに食われ、パラレルワールドに送られる。その後、妖精は主にフェアリーランドに住むようになる。
- 水の妖精・・・人魚。水中では魚の下半身も、地上では足となり、ほぼ人間と違いがない。男も女も官能的な者が多い。
- 光と闇の妖精・・・光の翼またはこうもりの翼がはえている。変身能力があり、男にも女にもなれる。性別が変わると光は闇に、闇は光の妖精となる。表裏一体なので、互いが顔を合わせることはない。
- 風の妖精・・・空を飛ぶ時に両腕がツバサになり、耳もツバサになる。変身能力があり、光の妖精同様に、男にも女にもなれる。
- 花の妖精・・・昆虫の翅を持ち、分裂できる。普段は子供の姿をしているが、必要に応じて大人の姿にもなれる。また、体の大きさも変えられる。周期的に消滅と再生を繰返している。
- 蝶の翅をもつタイプ・・・皆男で、分裂すると男女になる。髪の色は金髪で、分裂する前と、後の計3人のうち一人に鳥の名前がついている。分裂して女になるが、胸はなく、男女共に中性的な者が多い。
- とんぼの翅をもつタイプ・・・皆女で、分裂すると男女になる。髪の色はピンクで、耳がとがっている。前者よりはやや胸があり、それを見せびらかすかのように、薄手の衣裳を身にまとっている。
- みつばちタイプ・・・分裂せず、男女バラバラに生まれる。他の花の妖精が幼稚で、働こうとしないので、代わりに働いている。メルヘンの国ではなくてはならない存在で、花の妖精の3分の2を占めている。
- 動物妖精・・・完全に動物の姿をしているか、体の一部に動物の特徴があるかのどちらかである。いずれも人間の姿になることができ、最も人間の世界に溶け込みやすい。
- 小妖精・・・手のひらサイズの妖精。消滅した花の妖精が融合した姿だと思われる。小妖精を自分の手駒にしたり、ペット感覚で飼う妖精も多い。
- 守護妖精制度・・・妖精と人間とではあまりに能力に差があるため、妖精たちがつけあがらないために制定された制度。基本的に守護する人間は同性でなければならない。人間と結婚した場合、結婚相手の守護妖精の代わりに守護妖精になることができる。新たな命が誕生すると妖精は胎児のうちに自分の魂の一部を分裂させ、人間を遠くから保護する。たとえ妖精があの世にいても、この世にいる人間を守護することはできる。守護した人間をいかに幸せにしたかにより、妖精はそれ相応の力を手に入れ、守護した人間の全記憶や能力を手に入れることができる。
- O-KUN・・・「おれたち、キツネとウサギとネコの集団農場」の略で、広大な土地にキツネとウサギとネコの妖精が集団で農作業をしている。フェアリーランドで売られている野菜の大半がここで作られる。
- フェアリーランドの病院・・・フェアリーランドの病院は、美容院、エステティックサロン、スポーツジム等も兼ねている。病院のマークはハート型で、看護士の服には何処かしらハートマークがある。
- 白天使・・・フェアリーランドの病院で働く看護士。のことである。下級天使はおしゃれ関係。中級天使はメンヘルとスポーツ関係。上級天使は最新医療を担当している。天使妖精学校を卒業すると誰でも天使になれ、後は成果を上げ、一定の基準に達した者が階級を上げられる。
白天使のヒエラルキー
上級第1位 熾天使 Seraphim
上級第2位 智天使 Cherubim
上級第3位 座天使 Thrones
中級第1位 主天使 Dominions
中級第2位 力天使 Virtues
中級第3位 能天使 Powers
下級第1位 権天使 Principalities
下級第2位 大天使 Archangels
下級第3位 天使 Angels
- 旧人類・・・妖精の次に登場した人間。ある程度まで大きくなると成長が止まり、覚醒するまで子供の姿を保ち、確実に子孫を残すまで死なないようにできている。彼らは妖精ほどではないが、人の心が読めるなど、不思議な能力を兼ね備えている。
- 新人類・・・我々地球人同様に、年齢とともに年をとっていく人たちで、今現在、D星に住む人間のほとんどが、彼らとなっている。何の能力もなく、平均寿命は60歳である。
- 宇宙人・・・宇宙に移住した古代人の子孫で、時々D星を訪れている。
- プラネシアン・・・この世界の唯一神である。神であると同時に悪魔でもあり、両極端な存在ではない。妖精たちはプラネシアンの心が分かり、旧人類もやや分かるが、新人類は分からなかったりする。この世界の宗教はプラネシアン教しか存在しない。
- メルヘンの国・・・フェアリーランドにある、花の妖精が住んでいる地区。みつばち以外の妖精は働きたがらないが、そんな彼らでも十分暮らしていけている社会主義っぽい国。
- 覚醒・・・旧人類の男女がSEXをすることで、眠っていた本能が目覚め、急成長すること。そして老いが始まる。
- フェアリーランド・・・D星最後の楽園で、妖精たちのすんでいる大陸である。「まぼろし山」という宙に浮かんだ山が象徴的である。バリアーで覆われて、普通の人間は入ってこれない。
- パラレルワールド・・・この世界と同時に存在している、よく似たもうひとつの世界。だが、ここの大きさには限度がない。死んだ人間の魂や、モンスターに食われたり、D星を追い出された妖精たちが住んでいる。
- モンスター・・・D星を埋め尽くした妖精をパラレルワールドに送るために、一時期登場した怪物。今ではバリアーの中にごく少数が封印されていて、人間の世界へ行く妖精を襲うこともある。
- 純愛禁止区域・・・フェアリーランドの一角にある、金網で張り巡らされた森。普通のSEXでは満足できなくなった妖精たちが、中で人には言えない過激な行為を繰り返して楽しんでいる。時間制限はないが、有料である。
- 紫色の桃・・・紫色をしている以外は、桃に似ている。しかし、一口でも食べると、ものすごい催淫作用で理性もぶっとび、気がすむまで性行為を繰返さなくてはならなくなる。
- 精液・・・蜜とか、恥蜜と言い、この世界でも恥ずかしいものだが、妖精の精液はおいしい。花の妖精は特においしく、それを集めているコレクターまでいる。一般に、妖精ほどではないが、旧人類のもそこそこおいしいが、新人類のはまずい。催淫作用もあり、効力は紫の桃の10分の1である。
- 人間の学校・・・学校は1月から始まり、5~10歳までが初学部、10~15歳までが中学部、15~20歳までが終学部となっている。プラネシアン系の学校は男女別で制服があるが、そうでない学校は共学で、私服である。学費はプラネシアン系の方が安い。
- 惑星アリオナ・・・レオニードの故郷の星。「オリオンの星」の意味。ロシア語でОриона(正確な発音はアリオーナ?)。アリオナ星人は男女共に身長が2メートル以上あり、褐色の肌に赤い髪、緑色の瞳をしている。